android のアプリ作成のうちbluetootheの権限についてお尋ねします。
if (Build.VERSION.SDK_INT >= Build.VERSION_CODES.S) {
val permissions = arrayOf(
Manifest.permission.BLUETOOTH_SCAN,
Manifest.permission.BLUETOOTH_CONNECT,
Manifest.permission.ACCESS_FINE_LOCATION
)
ActivityCompat.requestPermissions(this, permissions, REQUEST_CODE)
} else {
val permissions = arrayOf(
Manifest.permission.ACCESS_FINE_LOCATION
)
ActivityCompat.requestPermissions(this, permissions, REQUEST_CODE)
}
api levelが30のデバイスでは上記のコードを実行して
bluetoothの権限を取得する必要があるのでしょうか？
そして、上記のコードだと、Booleanのような値を保持していないと思うのですが、
アプリのユーザーが権限を付与しなかった場合は
どのようになるのでしょうか？
↓
Android アプリで Bluetooth の権限を取得する際に、
API レベルに応じて必要な権限が異なります。
以下にそれぞれの疑問について詳しく説明します。
---
### **1. API レベル30 (Android 11) での権限**
API レベル30（Android 11）では、
Bluetooth のスキャンや接続に関して `ACCESS_FINE_LOCATION` 権限が必要です。
この権限は、Bluetooth デバイスをスキャンする際に
位置情報が漏洩する可能性があるために求められています。
しかし、API レベル31 (Android 12) 以降では、
Bluetooth 関連の新しい権限が導入されています：
- `BLUETOOTH_SCAN`
- `BLUETOOTH_CONNECT`
API レベル30のデバイスでは、`BLUETOOTH_SCAN` や
`BLUETOOTH_CONNECT` は存在しないため、
指定しても無効です。
そのため、API レベル30では `ACCESS_FINE_LOCATION` のみが必要です。
**結論:**
上記コードで API レベル30 のデバイスに対して正しく対応しています。
`Manifest.permission.BLUETOOTH_SCAN` などをリクエストしても
問題ありませんが、
付与されるのは `ACCESS_FINE_LOCATION` のみです。
---
### **2. ユーザーが権限を付与しなかった場合**
`ActivityCompat.requestPermissions()` を呼び出すと、
ユーザーの選択に応じて以下のコールバックが呼ばれます。
#### **コールバックの実装**
```kotlin
override fun onRequestPermissionsResult(
requestCode: Int,
permissions: Array<String>,
grantResults: IntArray
) {
if (requestCode == REQUEST_CODE) {
for (i in permissions.indices) {
when (grantResults[i]) {
PackageManager.PERMISSION_GRANTED -> {
Log.d("Permissions", "${permissions[i]} was granted.")
}
PackageManager.PERMISSION_DENIED -> {
Log.d("Permissions", "${permissions[i]} was denied.")
}
}
}
}
}
```
このコールバックを利用することで、
ユーザーが権限を付与したかどうかを確認できます。
#### **権限が付与されなかった場合の動作**
1. ユーザーが権限を拒否すると、
`PackageManager.PERMISSION_DENIED` が返されます。
2. 権限がない状態で Bluetooth を利用しようとすると、
アプリが正しく動作しない可能性があります（例: デバイススキャンが失敗する）。
++
3. 必要であれば、拒否された場合に
再リクエストや説明を表示するダイアログを実装できます。
---
### **3. 追加の例: 権限が付与されたか確認する**
権限が現在許可されているかを確認するには、
`ContextCompat.checkSelfPermission()` を使用します。
```kotlin
val isFineLocationGranted =
ContextCompat.checkSelfPermission(this,
Manifest.permission.ACCESS_FINE_LOCATION) ==
PackageManager.PERMISSION_GRANTED
val isBluetoothScanGranted =
if (Build.VERSION.SDK_INT >= Build.VERSION_CODES.S) {
ContextCompat.checkSelfPermission(this,
Manifest.permission.BLUETOOTH_SCAN) ==
PackageManager.PERMISSION_GRANTED
} else {
true // API レベル30以下では常に true
}
if (isFineLocationGranted && isBluetoothScanGranted) {
// 権限がすべて付与されている場合の処理
} else {
// 権限をリクエストする
ActivityCompat.requestPermissions(this, permissions, REQUEST_CODE)
}
```
---
### **補足: 最善の実装**
1. ユーザーに説明を加える：
- 権限が必要な理由を説明する画面を追加する（例えば `AlertDialog`）。
2. 必要最低限の権限だけをリクエストする：
- Bluetooth スキャンや接続をしない場合、余分な権限をリクエストしない。
3. 許可されていない場合の代替案を提示：
- 「権限が付与されないと Bluetooth を利用できません」といったメッセージを表示。
これにより、ユーザーエクスペリエンスが向上します。
コメント
コメントを投稿