電子工作でのはんだ付けの作業時に
キムワイプを使うタイミング、というのはどのようなものでしょうか?
基盤上に取り付ける部品が決まり、
そこへはんだをつける前の
フラックスで基盤を洗浄したあとの、
余計なフラックスをふき取る、という意味でしょうか?
↓
はい、電子工作でのはんだ付け作業時にキムワイプを使うタイミングとしては、
主に以下のような場面が考えられます。
### 1. **フラックスの余分な除去**
はんだ付け前に基板上の接点部分にフラックスを塗布しますが、
その後、余計なフラックスを取り除くためにキムワイプを使うことがあります。
フラックスが多すぎると、はんだ付けがうまくいかないことや、
基板が汚れる原因になるためです。
- **手順例**:
1. フラックスを塗布した後、必要以上に広がっている部分を拭き取る。
2. キムワイプにイソプロピルアルコール(IPA)などの洗浄液を
少量しみ込ませて拭く。
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### 2. **基板の表面清掃**
はんだ付け前に基板の表面を清掃しておくことは非常に重要です。
油脂や指紋、埃が残っていると、はんだがうまく接合しない原因になります。
このような場合にもキムワイプが有効です。
- **ポイント**:
- キムワイプはほとんど繊維が出ないため、
埃や毛羽立ちが基板に残るのを防ぎます。
- IPAや専用の基板洗浄液を使うと効果的です。
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### 3. **はんだ付け後のフラックス除去**
はんだ付け後にも、余分なフラックスが基板上に残る場合があります。
これをそのままにしておくと、見た目が悪くなるだけでなく、
フラックスが吸湿性を持つ場合には
長期的な腐食や不具合の原因になることもあります。
- **手順例**:
1. はんだ付け後、フラックスが乾かないうちにキムワイプで拭き取る。
2. 固まったフラックスはIPAを使って軽く湿らせてから拭き取る。
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### 4. **作業エリアや工具の清掃**
はんだ付けの途中で、こて先や作業台が汚れることがあります。
キムワイプは耐溶剤性があり、柔らかいため、
こて先の簡易的な清掃や作業エリアの拭き取りにも適しています。
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### **注意点**
- キムワイプを使用する際、基板を傷つけないように力を入れすぎないこと。
- イソプロピルアルコールや基板洗浄液を使う場合、
適量を守り、乾燥させてから次の作業に進むこと。
キムワイプはフラックス除去や清掃作業に非常に便利な道具ですので、
適切なタイミングで活用すると、
作業効率が向上し、仕上がりもきれいになります。
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