pythonに関する設定のうち、
venvについてお尋ねします。
この仮想環境を作成すると、
一つのパソコンで複数のpythonのバージョンの
環境での自作プロジェクトの実行ができる、
ということを教わったのですが、
複数の仮想環境を作成する場合、
名前などをつけて識別することになるのでしょうか?
今回はmacでの場合についてお尋ねしますが、
パソコンをシャットダウンした後で
再び、起動すると、
venvは有効にはなっていないのでしょうか?
シャットダウンしてから起動した場合、
仮装環境でのpythonの実行を試したいのであれば、
再び、venvを有効にする事になるのでしょうか?
↓
はい、その通りです。Macで `venv` を使う場合、
仮想環境はシャットダウン後に自動では有効になりません。
再び使いたい場合は、手動で有効化(activate)する必要があります。
### **1. 複数の仮想環境を作成する場合**
仮想環境を作成するときは、
通常プロジェクトごとに異なる名前をつけて管理します。
例えば、以下のように
`venv_project1` という名前の仮想環境を作成できます。
```sh
python3 -m venv venv_project1
```
別のプロジェクト用にもう一つ仮想環境を作る場合は、
異なる名前をつけます。
```sh
python3 -m venv venv_project2
```
仮想環境をプロジェクトのディレクトリ内に配置することが多く、
例えば次のような構成になります。
```
/Users/yourusername/projects/project1/
├── venv_project1/ (仮想環境)
├── main.py
└── requirements.txt
```
```
/Users/yourusername/projects/project2/
├── venv_project2/ (仮想環境)
├── app.py
└── requirements.txt
```
こうすることで、
どのプロジェクトがどの仮想環境を使っているのか
分かりやすくなります。
---
### **2. シャットダウン後の仮想環境の状態**
パソコンをシャットダウンしたり、
ターミナルを閉じたりすると、
仮想環境は無効化されます。
つまり、次回再び仮想環境を使うには、
手動で有効化(activate)する必要があります。
仮想環境を有効にするコマンド(Mac/Linuxの場合):
```sh
source venv_project1/bin/activate
```
もし別の仮想環境を使う場合は、
その環境を有効化します。
```sh
source venv_project2/bin/activate
```
仮想環境が有効化されると、
ターミナルのプロンプトに `(venv_project1)`
のような表示が出るはずです。
```
(venv_project1) yourusername@MacBook project1 %
```
この状態で `python` コマンドを実行すると、
その仮想環境のPythonが使われます。
---
### **3. 仮想環境を無効化(deactivate)する方法**
仮想環境を終了したい場合は、
以下のコマンドを実行します。
```sh
deactivate
```
これで仮想環境が解除され、通常のPython環境に戻ります。
---
### **4. どの仮想環境が有効になっているか確認する方法**
仮想環境が有効になっているかどうかは、
以下のコマンドで確認できます。
```sh
which python
```
仮想環境が有効であれば、
仮想環境内の `bin/python` が表示されます。
```
/Users/yourusername/projects/
project1/venv_project1/bin/python
```
無効になっている場合は、
通常のPythonのパスが表示されます。
```
/usr/bin/python3
```
---
### **まとめ**
1. 仮想環境はプロジェクトごとに名前をつけて作成するのが一般的。
2. シャットダウンすると仮想環境は無効化される。
3. 再び使いたい場合は、 `source venv/bin/activate` で手動で有効化する。
4. `deactivate` コマンドで仮想環境を終了できる。
5. `which python` で現在のPythonのパスを確認可能。
これで、
複数の仮想環境を管理しながら開発を進めることができます!
コメント
コメントを投稿