javascript, javaなどだと
数値、特に整数を保持する変数自体の値を
増加、減少させるときには
インクリメント演算子を使うことが多いですが
var a = 0;
a++;
a++;
a--;
console.log(a);
で、pythonの場合はどうでしょうか?
インクリメント演算子は使えるのでしょうか?
↓
Python には **インクリメント (`++`) や
デクリメント (`--`) 演算子が存在しません**。
その代わりに、`+=` や `-=` を使って変数の値を増減させます。
例えば、JavaScript の以下のコード:
```javascript
var a = 0;
a++;
a++;
a--;
console.log(a); // 1
```
を Python で書き換えると、次のようになります。
```python
a = 0
a += 1 # a を 1 増やす
a += 1 # a を 1 増やす
a -= 1 # a を 1 減らす
print(a) # 1
```
### なぜ `++` や `--` がないのか?
Python の設計思想として、
**明確でわかりやすいコードを重視している**ため、
`++` や `--` のような省略形は導入されていません。
また、Python では整数 (`int`) は
**イミュータブル(変更不可)なオブジェクト** なので、
`++` のような演算子があったとしても
C や Java のような動作にはならないという背景もあります。
### `+=` の動作について
`a += 1` は `a = a + 1` と同じ意味ですが、
可読性を高めるためによく使われます。
同様に、減算する場合は `a -= 1` を使います。
### まとめ
- `++` や `--` は **Python には存在しない**。
- 代わりに `+= 1` や `-= 1` を使う。
- Python は「わかりやすさ」を重視しているため、
シンプルな記述を推奨している。
もし Python の変数操作の仕組みについて
もっと詳しく知りたいなら、
`id()` 関数を使ってオブジェクトの
メモリアドレスを確認しながら学ぶのも面白いですよ!
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