ms accessについて、というか
一般的なSQLについておたずねします。
inner join, outer join というのは
SQLのうち SELECT文とともに用いられることが多いのでしょうか?
FROM テーブル,そしてそのあとに 続く句でしょうか?
はい、`INNER JOIN` や `OUTER JOIN` は一般的に `SELECT` 文とともに使われます。
これは、複数のテーブルを結合してデータを取得する際に利用されるからです。
### **JOINの基本構文**
`JOIN` は `FROM` 句の中で使用され、
`ON` 句で結合条件を指定します。
```sql
SELECT 列名1, 列名2, ...
FROM テーブルA
INNER JOIN テーブルB
ON テーブルA.共通列 = テーブルB.共通列;
```
また、`OUTER JOIN` には以下の種類があります。
1. **LEFT OUTER JOIN**(左外部結合)
→ 左側のテーブルの全レコードを取得し、
マッチする右側のテーブルのデータがあれば結合される。
2. **RIGHT OUTER JOIN**(右外部結合)
→ 右側のテーブルの全レコードを取得し、
マッチする左側のテーブルのデータがあれば結合される。
3. **FULL OUTER JOIN**(完全外部結合)
→ 両方のテーブルの全レコードを取得し、
マッチするデータがあれば結合される。
### **`JOIN` は `FROM` の一部**
`JOIN` は `FROM` 句の一部として使われ、
`FROM テーブルA JOIN テーブルB` のように続きます。
#### **例: INNER JOIN**
```sql
SELECT 顧客.名前, 注文.商品名
FROM 顧客
INNER JOIN 注文 ON 顧客.顧客ID = 注文.顧客ID;
```
#### **例: LEFT OUTER JOIN**
```sql
SELECT 顧客.名前, 注文.商品名
FROM 顧客
LEFT OUTER JOIN 注文 ON 顧客.顧客ID = 注文.顧客ID;
```
`INNER JOIN` は一致するデータのみ取得し、
`LEFT OUTER JOIN` は左側のテーブルのデータを
すべて取得する点が異なります。
### **MS Access の JOIN の注意点**
MS Access の SQL でも `JOIN` は使えますが、
以下のような制約があります:
- `FULL OUTER JOIN` はサポートされていません。
(`UNION` を使って再現可能)
- `RIGHT OUTER JOIN` は `LEFT OUTER JOIN` を使って
順序を逆にすることで対応可能。
**Access での JOIN 例**
```sql
SELECT A.列1, B.列2
FROM A INNER JOIN B ON A.キー = B.キー;
```
### **まとめ**
- `INNER JOIN` や `OUTER JOIN` は
`SELECT` 文でよく使われる。
- `JOIN` は `FROM` 句の一部として指定される。
- `INNER JOIN` は一致するデータのみ取得。
- `OUTER JOIN` は一致しないデータも取得できる
(MS Access では `FULL OUTER JOIN` は未対応)。
他に具体的な疑問があれば、教えてください!
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ms accessについて、というか
一般的なSQLについておたずねします。
left outer join を使った SELECT文の
シンプルな例は
#### **例: LEFT OUTER JOIN**
```sql
SELECT 顧客.名前, 注文.商品名
FROM 顧客
LEFT OUTER JOIN 注文 ON 顧客.顧客ID = 注文.顧客ID;
```
上記のようなものだそうですが、
左側のテーブルの全レコードを取得し、
マッチする右側のテーブルのデータがあれば結合される。
左側の列の値はすべて取得、
というのは等号「=」の左、ということでしょうか?
結合、というのは左側のテーブルの
Onで指定した列の値が同じ場合、
その左側の行に集約される、
というか左側のその行に吸収されるみたいなものでしょうか?
そして、右側の行のうち、マッチしないものはどうなるのでしょうか?
↓
### **LEFT OUTER JOIN の動作について詳しく解説**
#### **LEFT OUTER JOIN の動作**
`LEFT OUTER JOIN` は、左側のテーブルのすべてのレコードを取得し、
右側のテーブルのデータがあれば結合(マッチング)し、
なければ `NULL` を入れる動作をします。
---
### **結合の動作**
LEFT OUTER JOIN の SQL の例:
```sql
SELECT 顧客.顧客ID, 顧客.名前, 注文.商品名
FROM 顧客
LEFT OUTER JOIN 注文 ON 顧客.顧客ID = 注文.顧客ID;
```
これを、以下のような2つのテーブルで考えてみます。
#### **顧客 (左側のテーブル)**
| 顧客ID | 名前 |
|------|------|
| 1 | 田中 |
| 2 | 鈴木 |
| 3 | 佐藤 |
#### **注文 (右側のテーブル)**
| 注文ID | 顧客ID | 商品名 |
|------|------|------|
| 101 | 1 | ノートPC |
| 102 | 1 | スマホ |
| 103 | 3 | タブレット |
---
### **LEFT OUTER JOIN の結果**
LEFT OUTER JOIN の結果テーブルは以下のようになります。
| 顧客ID | 名前 | 商品名 |
|------|------|------|
| 1 | 田中 | ノートPC |
| 1 | 田中 | スマホ |
| 2 | 鈴木 | NULL |
| 3 | 佐藤 | タブレット |
---
### **詳しい解説**
#### 1. **「左側のテーブルの全レコードを取得」について**
> **「左側の列の値はすべて取得」** というのは、
`ON` 句の `=` の **左側のテーブルのすべての行を取得する**
という意味です。
- 上記の結果では、
`顧客` テーブル(左側)の **すべての行** が結果に含まれています。
- `注文` テーブル(右側)と `顧客ID` で結合されると、
マッチする行があれば結合されます。
---
#### 2. **結合のイメージ**
> **「結合とは、
左側のテーブルの `ON` で指定した列の値が同じ場合、
その行に集約(吸収)されるものか?」**
- **はい、そのイメージでOKです。**
- `顧客ID=1` のデータは `注文` テーブルに `2行` あるので、
それぞれ `田中` の行に吸収されて増えています。
- `顧客ID=2` の `鈴木` は
`注文` テーブルに対応するデータがないので、
そのまま `NULL` が入ります。
---
#### 3. **右側のテーブルの行で、マッチしないものはどうなる?**
> **「右側の行のうち、マッチしないものはどうなるのか?」**
- `注文` テーブルには
`注文ID=103` の `タブレット` という注文が
`顧客ID=3` にあるため、これは結合されます。
- **しかし、`注文ID=104` のように、どの `顧客` にも対応しない
`注文` のデータがあった場合、それは結果に含まれません。**
---
### **LEFT OUTER JOIN のポイントまとめ**
✅ **左側のテーブルのすべての行を取得する。**
✅ `ON` 句の条件が合致する場合、右側のテーブルのデータが結合される。
✅ 合致するデータがなければ、右側の列は `NULL` になる。
✅ **右側のテーブルの「マッチしない行」は結果に含まれない。**
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#### **参考: RIGHT OUTER JOIN の場合**
**`RIGHT OUTER JOIN` は `LEFT OUTER JOIN` の逆で、
右側のテーブルのすべての行を取得します。**
```sql
SELECT 顧客.顧客ID, 顧客.名前, 注文.商品名
FROM 顧客
RIGHT OUTER JOIN 注文 ON 顧客.顧客ID = 注文.顧客ID;
```
→ `注文` テーブルの全データが表示され、
マッチしない `顧客` の情報が `NULL` になります。
---
これで `LEFT OUTER JOIN` の仕組みは
クリアになったでしょうか?😊
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